綾小路煌

この初期設定には書かれていませんが、実は煌、Cheese!版開始前と名前が違います!
当初は、綾小路瞬という名前でした!
しかし、当時のCheese!連載作品のレギュラーキャラクターと同じだと発覚。
原稿提出したあとに連絡が入り、電話口で「今決めて」みたいな感じで急遽変更した記憶があります。
実は、変更直後はアヤノコウジコウってちょっと語呂が悪い気がして微妙かなと思ってました。
でも描いていくなかで、テツが叫ぶ「コウーーー!」という響きの強さは「シュン」には出せない勢いが出てていいんでは?と気づきました。
今ではお気に入りの名前です。
あとテツの時に少し触れましたが、最初はもっと表情が能面で掴みどころがない感じが強かったですね。
一般女子から見た煌はそっちに近いと思ってます。
しかし作中ではやはりクレオとのやり取りが増えるので、ハイテンションストーカー部分が強調されていった感じです。
個人的には煌が暴走するのを描くのは楽しかったです。
補足
まず大幅に変わったのがここ。

少なくともマンガワン連載始まってしばらくはそのつもりでした。
が、描いていくうちに『実はそこまですごくないのにビジュアルで凄まじい下駄を履かせてもらってる』方が面白いかなと思い、そっち方向へシフト。
あとその方が、クレオに関してのみSS級レベルの能力を発揮するのが際立つかなーと。
そして、この辺はすっかり忘れてました。
(果実は成るではなく生るを使うのが良いみたいですね…すみません!)
せっかくならどこかで使っても良かったかなー。
桜の花は咲きましたが。
あとこのあたりは結構ぶれてます。

最初は、
偶然行ったエジプト展でクレオに一目惚れ
↓
しかも自分に凄まじいアタックをしてこない
↓
気になっていくうちに、彼女の優しさや気遣いに触れゾッコン
みたいな感じの流れを想定していたんです。
でも二人の出会い編のネームを作り始めると、自然と今の形になりました。
初期案はまだるっこしいし、出会い編は描いててとても楽しかったのでこれで良かったかなと思ってます。
あとこれが一番の問題点というかなんというか、ですが…。

煌、実はハーフでした!!!
あとこの時点では妹(美少女)がいて、テツに懐いてるみたいなのも考えてました。
でも最終的には一人っ子ぽいな、ということで兄弟は無しに。
ちなみに、母親は日本語バリバリ超美人キャリアウーマンで家は空け気味(煌に愛はある)
小学生の時に引っ越してきて、テツが煌を助けたことがきっかけで二人が仲良しに。
煌はよくテツの家に遊びに行ったりお世話になる…みたいな設定とか考えてましたね。
父親は海外飛び回る仕事の鬼で、ビジュアルは上述のイメージ。
しかし父のビジュアルが、某少年誌の超人気浮世絵ギャグとかぶるなーと気づいてセルフボツにしました。
で、父親の設定がボツになった結果、家族の設定が宙ぶらりんに。
結局連載中も特に煌の家の事情を描く機会がなかったので、設定はつめずラストまで進むことになりました。
設定曖昧ですみません…!
ちなみにいつかのちょいたしにも描いたけど、誕生日とかも決めてませんでした…。
結局はしっかり決まらなかったものの、煌は白人とのハーフっぽいキラキラ洋風なイメージで作画しています。